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オンライン英会話を受講をしていると、たまにアルバニア人講師に出会うことがあります。
アルバニア人といっても、お隣のコソボに住んでいて「民族的にはアルバニア人」という講師もいます。
「コソボのアルバニア人」という存在は、特にセルビア人と話す際には、センシティブなトピックかもしれません。
というのも、セルビアがコソボの独立を認めていない一方で、コソボの人口の多くが民族的にはアルバニア人だからです。
9割がアルバニア人だと言っていた人もいました。
もちろんアルバニアのアルバニア人講師もいて、ちょっと興味深いことを教えてくれました。
要約すると「コソボのアルバニア人たちは、アルバニアについてよく知っていて好意を持っているのに、アルバニア人はコソボについてあまり知らない」ということです。そもそも、あまり教わらないとのこと。
もしこれが事実なら、どうしてなのか気になるところです。
また、アルバニア人とコソボのアルバニア人は文化が違うとも言っていました。
ちなみに、アルバニアとはどんな国でしょうか?
ざっとですが、メモしておきます。
アルバニアの地理
アルバニアはバルカン半島南西部にあり、モンテネグロ、北マケドニア、コソボ、ギリシャに接しています。
イタリアは海をはさんでお隣の国で、関係性が深いらしく、その影響も見られるようです。
西側がアドリア海で、一部イオニア海に面しています。
国土の70%ほどが山岳地帯で、農業が盛んだそう。
アルバニアの歴史
アルバニアは、紀元前2世紀にローマ帝国の一部となり、それ以降ビザンチン帝国、オスマン帝国などの支配・侵略を受けました。
第二次世界大戦後に共産主義国家になった後、徐々にソ連や中国などの社会主義、共産主義国とのつきあいを断ち、1991年まで鎖国状態となったそう。
アルバニアの宗教
アルバニアには、キリスト教正教会やカトリックの信者もいますが、多くの国民はイスラム教徒で、欧州で唯一「イスラム協力機構」の正規加盟国だそう。
とはいえ、共産主義の「無神国家」として長らく宗教を禁止した影響で、現在でも宗教に対する国民の意識はあまり高くないらしいです。
また、オスマントルコに抵抗した英雄スカンデルベグ(スカンデルベク)が有名だったり、なんと国民の半分がネズミ講被害にあったという過去もあるのだとか。