人と比べてしまうことってありますよね。やめたほうがいいと分かっていてもやめられない…。『ザ・ワーク――人生を変える4つの質問』の著者バイロン・ケイティが提唱するメソッド(ワーク)を使うと、この悩みに意外な答えが返ってきます。
ワークになじみがないと不思議だと思いますが、まず「人と比べているのかどうか?」という部分から疑ってみます。
ワークをするときは、頭の中にある映像をしっかりと見つめます。なので、自分が比べてしまう相手をよく思い浮かべてみます。そして「その映像の中にいるのは、間違いなくその相手なのか?」と自問自答してみます。
バイロン・ケイティによると、ワークは瞑想と同じです。なので、じっくり時間をかけて静かに質問に向き合います。すると、こんな答えにたどり着きます。
「映像の中の相手は実物ではないから、その相手ではない」
あたりまえすぎる答えに困惑するかもしれません。ただ本当の意味でこの答えを理解できる人は少ない気がします。
頭の中の「相手」と「自分」は実体とは異なるただのイメージ(映像)でしかありません。つまり私たちは実際には存在しないもの同士を比べて悩んでいることになります。
これをふまえると、「人と比べているのかどうか?」という質問の答えも、その人の映像と自分の映像を比べているだけなので「いいえ」になります。
私たちは「自分」というフィルターを通してしか物事を認知できないそうです。結局のところ、頭に浮かぶ事物は実体のないイメージでしかないです。バイロン・ケイティによると、私たちは自分自身でさえもイメージでしか捉えられないそうです。
つまり、きちんと比べることなんて私たちには不可能なのですね。「人と比べてしまう」という悩みも意味をなさなくなってしまいます。


