「ザ・ワーク―人生を変える4つの質問」などの著者として知られるバイロン・ケイティの話には、「スティーヴン」という名前がよく出てきます。
これは夫のスティーヴン・ミッチェル(Stephen Mitchell)のことです。ウィキペディアには、ニューヨーク州ブルックリン生まれの翻訳家、学者、詩人などと紹介されています。
二人の出会いはどんなものだったのでしょうか?
その頃、各地を飛び回っていたバイロン・ケイティは、家を留守にすることがほとんどだったそう。家と言ってもマンハッタンビーチの自分のオフィスを自宅としていたようです。マンハッタンビーチは、米国カリフォルニア州南西部に位置する太平洋に面した都市です。
当時、出会った大勢の人たちの中にスティーヴンがいたようです。彼はかなり明確に交際したい旨を伝えてきたのだとか。ところが、バイロン・ケイティにはパートナーを欲しがる気持ち自体が理解できなかったそうです。
彼女にとってのパートナーといえば彼女自身だし、周りのあらゆる人や物につながりを感じていて、すでに幸せに満ちていました。それでも、とりあえずスティーヴンの話をよく聞いてみることにしたようです。
話を聞いているうちに「私が私自身と一緒にいることが大好きなんだから、彼も私と居たいのは当然だわ」とか「もし私のことをよく知ったなら、みんな私と一緒に居たくなるはず」などの考えが浮かんだそう。そうして合点がいったので交際に至ったようです。
スティーヴンからプロポーズされた際も、彼が優しくて聡明だったため断る妥当な理由が無いとのことで結婚を承諾したそう。何だかユニークですね。