「ザ・ワーク―人生を変える4つの質問」などの著者として知られるバイロン・ケイティは、世界中にクレイジーだと思われるのが大好きだと言ったことがあります。
なぜなら、「自分は正しい(正常だ)」という気持ちを皆にプレゼントできるからだそう。
ただこれだと、こちらが間違っているみたいで、何だか負けたような気がする人もいるかもしれませんよね。根っから負けるのが好きという人はあまりいないと思います。
それでも、バイロン・ケイティは常に勝利してきたと言います。これは、どっちみち同等のメリットがあることを意味しています。相手が正しいことになったり、勝ったように見えても、こちら側にも同等に沢山のメリットがあるということです。
例えば、自分が強く反対した案が大多数に支持されて採用されたとします。いわば、その案が正しくて自分は負けた状況とも取れます。こうした状況下でも沢山のメリットが埋もれているそうです。
一つ例をあげてみると、その案が上手く行かなかった時は自分が正しかったことを皆に知ってもらえますよね。
バイロン・ケイティのメソッド「ワーク」は、普段はあまり気付かない物事の側面に目を向けさせてくれる方法でもあります。